『初めてカメラを買いたい』と思っているカメラ初心者の皆さん、初めての一眼カメラ選びに悩んでいませんか?失敗したくないという気持ち、よくわかります。そこで今回は、初心者におすすめの一眼カメラを選ぶポイントを紹介します!
- ①コスパの良いカメラを選ぼう
- ②心がときめくデザインを選ぼう
- ③軽さも重要なポイント
- ④本当に必要なスペックとは
- ・AF(オートフォーカス)性能
- ⑤入門機でも十分
- ⑥メーカー選びも大切
- ⑦なぜカメラを買うのか、目的を明確に
- まとめ
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①コスパの良いカメラを選ぼう
まず大切なのは、コストパフォーマンス(コスパ)の良いカメラを選ぶことです。でも、コスパって何でしょうか?簡単に言えば、「お値段以上のスペックを持つもの」です。
初心者の方におすすめの予算は、5万円から10万円くらいです。この価格帯なら、十分な性能を持ったカメラを手に入れることができます。ただし、注意点もあります。実は、多くのカメラは値段相応のスペックになっています。例えば、高感度での撮影性能は、一般的に高価なカメラの方が優れています。
5万円で始められるカメラ
5万円で買える一眼カメラなんてあるのでしょうか?残念ながら、新品・現行品(型落ちしていない)一眼カメラはありません。近年、そのようなカメラはボディ単体で約10万円かかるものが多いです。しかし、中古や型落ち品ならカメラの在庫もかなりあります。
私がおすすめしたい一眼カメラはCanonのEOSkissX7です。
発売当初「世界最軽量」の一眼レフとして世に出されました。2013年発売ですが、2017私が初めて買ったカメラはこれです。なぜなら2017年の時点でも売れ筋ランキングナンバーワンだったからです。なぜこんなにも売れたのか。それは「圧倒的に無駄を削りコンパクトなカメラにしたが、初心者がほしい機能は削らず超コスパの良いカメラに仕上がっていた」からだと思います。
私が初めて買った一眼カメラもこのEOSkissX7でした。シンプルな設計なので壊れにくく、長持ちしました。最終的には3万円程度(周辺機器含む)で売れたので、実質2万円くらいでカメラを使うことが出来ました!
・APS-C機
・とにかく軽い370g
・ダブルズームキットがあり、コスパ良く機材を揃えられる
・映像エンジンはDIGIC5
・連写は4コマ/秒
など、ハイスペックとは言い難いですが一眼カメラとして十分な性能です。買ってから数年間は満足して使えるでしょう。
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約10万円で始められるカメラ
10万円程度予算を用意できるのであれば選択肢が広がってきます。
個人的おすすめ一眼カメラはCanonのEOSkissX10またはSONYのα6400です。
(1)Canon EOSkissX10
こちらのカメラはEOSkissX7をより進化させたカメラとなっています。
APS-C機でありながら449gと十分な軽さを実現しつつ、バリアングルモニターも搭載。映像エンジンはDIGIC8。瞳を追いかけるAFも入門機としては珍しく搭載しています。
ボディ単体のほか、標準ズームレンズが付属するレンズキット、望遠レンズもついたダブルズームキットから選ぶことができます。ディズニーでよく使うレンズは望遠レンズなので、ディズニーで写真を撮りたい、遠くの景色を写したいのであればダブルズームキットがおすすめです。
ボディ単体で8万円台、ダブルズームキットでも12万円程度で購入できます。
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(2)SONY α6400
ソニーが生み出した名作、α6400もおすすめです。こちらも非常にコスパのよいカメラです。ミラーレス一眼なので、APS-C機ですが403gとかなり軽量です。連写も得意で、最高11コマ/秒で撮れます。このような性能を持ちながらもダブルズームキットが12万円台です。
※中古で買うのもおすすめ
初心者がコスパだけで選ぶのは難しいかもしれません。そこで、おすすめなのが中古カメラです。カメラのキタムラやメルカリなどで、状態の良い中古カメラを探してみましょう。新品よりもぐっとお手頃な価格で、高性能なカメラを手に入れられる可能性があります。また、型落ち(新しいモデルが出て、少し古くなった機種)も狙い目です。最新モデルほど高くありませんが、カメラ業界は新しいものがどんどん出てくる世界なので、型落ちでも十分な性能を持っています。
選ぶときは、新古品・美品を選ぶのが良いでしょう。並品は故障リスクなどがあります。
②心がときめくデザインを選ぼう
カメラ選びで意外と大切なのが、デザインです。「かわいい」「かっこいい」「クラシックでフィルムカメラっぽい」など、自分の好みにぴったりのデザインを選びましょう。なぜなら、見た目が気に入らないカメラは、結局使わなくなってしまう可能性が高いからです。
例えば、レトロな雰囲気が好きな人には、クラシックなデザインのカメラがおすすめです。現代的なスタイルが好きな人には、スタイリッシュでシンプルなデザインのカメラが合うかもしれません。「THE・一眼」という感じの本格的な見た目のカメラを選ぶのも良いでしょう。
大切なのは、「つい持ち運びたくなる」カメラを選ぶことです。カメラは使ってこそ価値があります。家に置きっぱなしになってしまうのは、非常にもったいないですよね。
③軽さも重要なポイント
カメラ選びで見落としがちなのが、重さです。実は、重たいカメラは持ち歩くのが面倒になり、結局使わなくなってしまうことがあります(これはカメラ界隈でよく聞く体験談です)。特に旅行や街歩きなど、長時間カメラを持ち歩く機会が多い人は、軽量なモデルを選ぶことをおすすめします。むしろ、「そういう機会にスマホで撮れない写真を撮ってみたい」という思いで、カメラ選びを始めたのではないでしょうか?
最近のミラーレスカメラは、従来の一眼レフカメラに比べて軽量化が進んでいます。カメラ本体だけでなく、レンズも含めた総重量を考慮して選びましょう。
目安としては、ボディの重量が500g以下ならば軽いと言えるでしょう。
④本当に必要なスペックとは
カメラのスペック表を見ると、たくさんの数字が並んでいて迷ってしまいますよね。でも、初心者の方が本当に気にする必要があるスペックは、そう多くありません。
・画素数
たとえば画素数。 高ければ高いほど良いというわけではありません。2000万画素あれば、十分キレイな写真が撮れます。予算が限られているならば、優先順位は低いです。
・センサーサイズ
フルサイズカメラ、憧れますよね!大きなセンサーを持つフルサイズカメラは高性能ですが、初心者には必ずしも必要ではありません。たいていのフルサイズカメラはボディだけで20万円を超えますし、大きくて重たいです。
※Canon EOS RPのように比較的安価・軽量なフルサイズカメラもあります。予算は15万円くらいですので、低予算でフルサイズをと思ったらこれ一択です。
・連写速度
私はディズニーでショーやパレードの撮影をするのが好きなので、カメラを始めた当初は連写速度にこだわっていました。しかし、あまりに高なものは必ずしも必要ではありません。意外と妥協できるポイントです。連写速度:「30コマ/秒」などの高速連写は、スポーツ撮影などの特殊な用途以外では、あまり使う機会がありません。
個人的には8~10コマ/秒撮れれば十分すぎるスペックに感じます。
・AF(オートフォーカス)性能
これは大切なポイントです。最近のカメラは、人物や動物の目を自動で捉えるAF機能が優秀です。例えば、Canon EOS R10は上位モデル並みのAF性能を持っており、初心者でも簡単にピントの合った写真が撮れます。入門機(エントリーモデル)と呼ばれる機種の中でも、AF性能は価格.comのレビュー等で確認するのが良いです。カタログには概要しか載っていません!
⑤入門機でも十分
「入門機」にあたる機種でも、たいてのカメラは初心者の方には十分な性能を持っています。「せっかく買うならお金出してフルサイズ機やミドル機、ハイエンド機を買っちゃったほうがいい」という意見もありますが、初めてのカメラ選びの場合、そこまで予算が用意できない場合もあると思います。(精神的にも。)
私は予算10万円程度あれば十分満足できるカメラが買えると思いますので、入門機でも大丈夫と言いたいです。
どんな写真を撮りたいか。これをまずはイメージする。そしてそれが撮れるようなカメラを買う。こんなシンプルな考え方でいいと思うのです。
⑥メーカー選びも大切
さて、実際にカメラ選ぶときに迷うのが、カメラメーカーです。一度そのメーカーのカメラを買ったら、そのまま同じメーカーで買い替える人が多いです。他のメーカーに変えるハードルがいくつも存在しているからです。例えばレンズの回転方向だったり、描写する色の違いだったり、メニューの操作だったり。カメラメーカーごとに、カメラの作り方が違います。また、販売戦略も違っています。例えば、Canonは初心者向けのAPS-Cセンサー搭載機を多く出しています。一方、Sonyはフルサイズカメラに注力しています。
好きなメーカーを決めて、そのメーカーの製品ラインナップの中から選ぶのも一つの方法です。メーカーを絞ることで、選択肢が減り、決断しやすくなります。
メーカーごとの特徴を解説している記事やYouTube動画等を探してみてください。
私は初めてCanonのカメラを買ってからずっとCanonユーザーです。他のメーカーのカメラは使ったことがないので比較できず。。
⑦なぜカメラを買うのか、目的を明確に
最後に、もっとも大切なポイントです。なぜカメラを買いたいのか、その目的を明確にしましょう。
スマートフォンでは撮れない写真を撮りたい
望遠で遠くのものを撮影したい
背景をぼかした写真を撮りたい
自己表現の一つとして写真を楽しみたい
旅先の風景や子供の成長など、特別なシーンをよりドラマチックに残したい
目的が明確になれば、それに合ったカメラを選びやすくなります。
なぜ写真撮影に興味を持ったのか。ご自身の原体験を思い出してみてください。
まとめ
初めての一眼カメラ選び、難しく感じるかもしれません。でも、コスパ、デザイン、軽さ、必要なスペック、メーカー、そして何より自分の目的をしっかり考えれば、きっと素敵なカメラに出会えるはずです。
カメラは道具です。最初から完璧なカメラを選ぶ必要はありません。使っていくうちに、自分に足りないものや必要なものがわかってきます。そのときに、レンズを追加したり、新しいカメラに買い替えたりすればいいのです。
大切なのは、カメラを楽しむこと。あなたの「撮りたい」という気持ちを大切に、ぜひ素敵な一眼カメラライフを始めてください。きっと、新しい世界が広がるはずです。