こんにちは!
「一眼買ってから写真を撮る機会も増えたけど、イマイチ使いこなせてないなー」
「背景がボケてる写真が撮れないなー」
「自分なりに設定考えてるけど写真がブレちゃうなー」
といった悩みはありませんか?
その悩み、この記事で全て解決できます!(きっと!)
- 【保存版・発展編】一眼初心者が学ぶべきF値とシャッタースピードの極意!
- 背景がボケてる写真を撮りたい人へ
- 写真がブレちゃう人へ
- 【発展】シャッタースピードを下げて被写体の動く軌跡を撮ろう!(花火・滝)
- まとめ
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【保存版・発展編】一眼初心者が学ぶべきF値とシャッタースピードの極意!
カメラの基本はF値・シャッタースピードにあり。
一眼買ってから2年もたってない(2019年5月現在)筆者でも、基本は十分に理解できています。(そのつもりです。)
初心者の方でも、数か月じっくりゆっくり慣れていけば、スキルを身につけることができるのです!
今回は、F値・シャッタースピードの発展編として
- 「被写界深度」(:第2章)
- 「被写体の『静・動』の表現」(:第3章)
を解説していきます!
背景がボケてる写真を撮りたい人へ
「背景をぼかした一眼らしい写真を撮りたい」という方はこの章を読んでください!
被写界深度=ピントが合う範囲のこと
F値を勉強しようとしてみると必ず出てくるのが「被写界深度」です。まずはこのカメラ用語を覚えてください!
これは、ピントの合う範囲のこと(厳密にはそう見えている範囲らしいですが)。
F値が大きい、つまり絞りを絞るほど深度が深くなる(ピントの合う範囲が広くなる)ということです!
背景ボケの4要素
さて、背景ボケの作り方を解説しましょう。
背景ボケを作り出すには4つの要素を考える必要があります。それは
- F値(被写界深度)
- 焦点距離(レンズによって決まっています)
- 撮影距離(カメラと被写体の距離)
- 被写体と背景の距離
です。
※焦点距離……レンズの型番とかに書いてある「18mm」とか「55mm」という数字。遠くのものにピントを合わせるためには焦点距離を長くします。詳しくは別の記事で紹介します。(例)寄り目の要領で指を目の前で見てみてください。背景はボケていますよね。そこから指を遠ざけてみてください。背景がさっきよりははっきり見えますよね。この時、焦点距離が伸びていると言えますから、背景がくっきりしてくるわけです。分かりにくかったらごめんなさい。
4つの要素とボケ具合の対応表
ボケる | ボケない | |
F値 | 小さい | 大きい |
焦点距離 | 長い | 短い |
撮影距離 | 近い(短い) | 遠い(長い) |
被写体と背景の距離 | 遠い(長い) | 近い(短い) |
4つの要素は上記の表のように対応しています。
この4つのバランスでボケ具合が変わってきます。
[具体例]
F値が大きくても、被写体と背景の距離が十分にあれば背景はボケる。
焦点距離が短いレンズを使っても、被写体に近づいて、さらに背景との距離を空ければボケる。
といった具合です。
上の写真は
「望遠レンズ(:焦点距離長い)を使って」いますが、
「絞りを開いて(F値を小さくして)」、
「被写体と背景の距離が遠い」ので背景の建物がボケています。
「背景がボケないなあ」とお悩みの方は、この4要素のどれかが欠けていない(足りていないか)かチェックしましょう。
写真がブレちゃう人へ
「写真がブレちゃう」、「シャッタースピードの目安がわからない」という方はこの章を読んでください!
動きを止めたいならシャッタースピードを上げ・ISO感度も上げる
走り回る子供の写真、ディズニーランドのショーに出るキャラクターやダンサーなど。動くものを撮る機会は意外と多いものです。
シャッタースピードの目安がわかっていれば自分で設定できますが、最初はなかなか掴みにくいですよね。。
動き回る被写体を撮るのに、シャッタースピードの目安が分からないからといって「絞り優先モード」で撮ってみるとブレブレの写真になっていた。といった経験はありませんか?
このブレの主な原因は「遅いシャッタースピードによる被写体ブレ」です。
解決法は簡単です。
動き回る被写体を撮るときはとにかく「シャッタースピード優先モード」でシャッタースピードを速くしてください!
そうすると写真は暗くなりがちですが、ISO感度を上げれば適正な露出に調整できます!
上の写真はかなり速いシャッタースピードで撮ってますがISO感度を800くらいまで上げているのでブレなく撮れています!
手ブレしないコツは、脇を締めること!
写真のブレの原因には前章で述べた「被写体ブレ」のほかに、
「手ブレ」というものがあります。
手ブレしない写真を撮るために気を付けなければならないことがあります。
それは「脇をしっかり締めること」です!
シャッターボタンを押す反動でカメラが動いてしまって写真がブレてしまう、ということが初心者の方にはよくあるので、気を付けましょう!
簡単ですから、しっかり習慣づけましょう!!
「1/焦点距離」 秒が手ブレの境界線!!(重要)
また、手ブレするかしないかの境界線の目安になっている値があります。
それは「1/焦点距離」秒です。
18mmで撮るときは「1/18秒」55mmなら「1/55秒」といった感じ。
※簡単に言うと、焦点距離が長いほど手ブレしやすいです。
これより遅いと手ブレしてしまう可能性が高いので、撮るときは常に意識しましょう!
せっかくいい構図、いい明るさで撮れても、ちょっとブレてるだけで気分は落ち込みますよね。この目安の値をぜひ覚えてください!
※上の2枚の写真は焦点距離250mmで撮ってるので、「1/250秒」が手ブレの境界線です。ただし、被写体が動いているのでもっとシャッタースピードを速くしないと写真がブレてしまいます。ということです。
【発展】シャッタースピードを下げて被写体の動く軌跡を撮ろう!(花火・滝)
ここからは一歩ステップアップした応用テクニックを少しだけ紹介!
こんな写真を見たことはありませんか?
花火の光がきれいな線を描いていますよね。
滝の流れをなめらかに描いています。
これらは筆者がカメラを買ってから数か月経ったときに撮ったものです。
なんだか設定とか難しそうですが、意外と簡単です!
基本は「シャッタースピードを遅くする」ことだけです。あとは明るくなりすぎないように露出に気を付けたり、ピントを調整するだけ。
これもだいたいの目安の設定値があります!
花火の方だけ紹介します!
- シャッタースピードは1~5秒くらい
- F値はF13前後
- ISO感度は100
- MF(マニュアルフォーカス)で撮る
これがだいたいの目安です。詳しくは別記事で紹介しようと思いますが、上記のこれだけを把握しておけばそれなりにいい写真が撮れると思います!
ただし、シャッタースピードを遅くするので、カメラを固定する手段が必要ですので注意してください!筆者はカメラを台の上に置き、レンズの下にレンズキャップを敷いて角度を付けました。
まとめ
とってもざっくりとしたまとめです。
- 「背景ボケ」を作るには4つの要素が重要
- その4つとは「F値」「焦点距離」「撮影距離」「被写体と背景の距離」
- 写真のブレの原因は「被写体ブレ」「手ブレ」で、どちらも対策が可能
- その方法は「シャッタースピードを速くしてISO感度を上げる」「脇を締める」
- 手ブレの境界線は「1/焦点距離(秒)」
- シャッタースピードを遅くすると花火がいい感じに撮れる
ここまで理解できれば、写真を撮るのがもっっっと楽しくなりますよ!!
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